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東京都の少年事件情報

1、非行少年

非行少年とは、犯罪少年、触法少年およびぐ犯少年をいいます。
犯罪少年とは、犯罪に該当する行為をした少年をいい、刑事未成年者である14歳未満の少年は含まれません。
犯罪の種類は限定されていないので、刑法犯に限らず、道路交通法違反や毒物及び劇物取締法違反などの特別法犯の場合にも、犯罪少年の対象となります。

触法少年とは、14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした少年をいいます。14歳未満の少年は刑事責任能力がないため刑罰法令に触れる行為を行っても犯罪とはならず、捜査をすること、刑罰を科すことも許されません。14未満であるという年齢以外は、犯罪少年と同じということになります。

ぐ犯少年とは、次に掲げる事由があって、その性格または環境に照らして、将来、罪を犯しまたは刑罰法令に触れる行為をする恐れのある少年をいいます。
 ①保護者の正当な監督に服しない性癖のあること
 ②正当な理由がなく家庭に寄りつかないこと
 ③犯罪性のある人もしくは不道徳な人と交際し、またはいかがわしい場所に出入りすること
 ④自己または他人の徳性を害する行為をする性癖のあること

ぐ犯少年を早期に発見して適切な保護を加えることで、少年の健全な育成を図るとともに、犯罪の発生を未然に防止しようという考えから、犯罪とまではいえない行為についても、取り締まりの対象とされているのです。

非行少年等の検挙・補導人員
平成23年中平成22年中増減増減率
不良行為少年54,74062,411-7,671-12.3%
非行少年10,49811,445-947-8.3%
ぐ犯少年343358-15-4.2%
刑法犯少年9,56910,542-973-9.2%
犯罪少年7,7908,434-644-7.6%
触法少年1,7792,108-329-15.6%
特別法犯少年586545417.5%
犯罪少年469431388.8%
触法少年11711432.6%

(警視庁HPより)

非行少年、不良行為少年とも前年に比べて減少しています。特に、不良行為少年は12.3%も減少しています。
犯罪少年の数も減少していますが、人口比でみると13.0人です。一方、成人の人口比は3.0人です。少年は成人の4.3倍であり、成人に比べるとまだまだ高い数値となっています。

2、刑法犯少年

刑法犯少年とは、刑法に規定する罪を犯した犯罪少年、及び同法に触れる行為をした触法少年の総称をいいます(交通事故による業務上過失致死傷罪、危険運転致死傷罪を除く)。
刑法犯は以下の罪種別に分類されます。

  • 窃盗犯:万引き、空き巣、ひったくり
  • 凶悪犯:殺人、強盗、放火、強姦
  • 粗暴犯:凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝
  • 知能犯:詐欺、横領、偽造
  • 風俗犯:賭博、わいせつ(強制、公然、販売等)
  • その他:占有離脱物横領
刑法犯少年の検挙・補導状況(凶悪犯・粗暴犯)
凶悪犯粗暴犯
種別殺人強盗放火強姦小計凶準暴行傷害脅迫恐喝小計
平成23年
(人数)
6101101413101464481387694
平成22年
(人数)
4611012872613348114102756

(警視庁HPより)

刑法犯少年の検挙・補導状況(窃盗犯)
侵入犯非侵入犯
種別空き巣出店荒し学校荒しその他小計万引き自転車盗オートバイ盗ひったくりその他小計
平成23年
(人数)
301812441044,3221,071253734316,150
平成22年
(人数)
442712551384,8571,231274873806,829

(警視庁HPより)

3、特別法犯少年

特別法犯少年とは、刑法及び交通法令以外の刑罰法令に違反する行為をした犯罪少年および触法少年をいいます。
刑法及び交通法令以外の法令とは、具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 軽犯罪法
  • 銃砲刀剣類所持等取締法
  • 毒物及び劇物取締法
  • 風俗営業適正化法
  • 大麻取締法
  • 麻薬及び向精神薬取締法
  • 売春防止法
  • 覚せい剤取締法
  • 迷惑防止条例など
特別法犯少年の法令別検挙・補導人員(人)
平成23年平成22年平成21年平成20年
総数586545540586
軽犯罪法190189241219
迷惑防止条例11489100111
風営法1910811
売春防止法239167
銃刀法31434851
覚せい剤17272538
麻薬等21058
大麻12132339
その他17815574102

(警視庁HPより)

特別法犯の検挙・補導人員は近年増加しています。特に、風営法や売春防止法といった性犯罪や、迷惑防止条例違反が増えています。

特別法犯少年の学職別検挙・補導人員(人)

過去4年間では、いずれも中学生、高校生の検挙・補導人員が多いという結果になっています。近年では、小学生の検挙・補導人員も増加してきています。

4、街頭犯罪少年

街頭犯罪とは、路上強盗、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗、車上ねらい、ひったくり、自動販売機ねらい及び部品ねらいのことをいいます。

街頭犯罪における少年の占める割合
検挙・補導人員(人)
※成人含む
少年人員(人)少年比率(%)
街頭犯罪総数3,5321,36838.7
路上強盗975152.6
自動車盗791215.2
オートバイ盗21820192.2
自転車盗2,27697235.7
車上ねらい1661710.2
ひったくり1445538.2
自販機ねらい442761.4
部品ねらい583356.9

(警視庁HPより)

平成23年の街頭犯罪の認知件数は82,151件。そのうち成人を含む総検挙・補導人員は3,888人であり、その約4割を占めているのが少年です(1,568人)。
街頭犯罪の主な罪種別での少年の占める割合は、オートバイ盗が約9割、路上強盗が約6割、部品狙い、自動販売機ねらいがそれぞれ約5割となっています。

5、不良行為少年

不良行為少年とは、非行少年には該当しないが、飲酒、喫煙、深夜徘徊、その他自己または他人の徳性を害する行為をした少年をいいます。

不良行為少年の補導状況
深夜徘徊喫煙飲酒その他合計
人数(人)33,74614,1719825,84154,740
割合(%)61.6%25.9%1.8%10.7%100%

(警視庁HPより)

深夜徘徊の補導人数は3万3,746人で約6割を占めています。これに喫煙の1万4,171人(25.9%)をあわせると、2行為の4万7,917人で9割を占めています。
深夜徘徊や喫煙を繰り返すうちに、不良行為や犯罪に対する罪悪感が薄れ、少年が他の犯罪や薬物使用へと走る可能性があります。
その意味でも、不良行為の段階できちんと補導・指導することが大変重要となります。

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